アンコール遺跡群(カンボジア)


アンコールワット 密林から忽然と出現したクメールの至宝

アンコール遺跡群は、カンボジアの西北部シェムリアップ市郊外にあります。その大きさは東京23区ほどあって、その広大な地域に有名なアンコールワットをはじめとして、主要な遺跡が62ヶ所もあります。アンコールの語源は都市を意味していています。

アンコール遺跡群は、8世紀から14世紀に建設されたクメール王朝の建造物の遺跡です。広くはアンコールワットの名前で知られていますが、アンコールトムなどの大小様々な遺跡があって、有名なアンコールワットはその一部にすぎません。



アンコールトムのほほえみを浮かべる四面仏顔像

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クメール王朝は、幾度にも渡る様々な外敵に侵攻されて、1432年にポニェ・ヤート王がプノンペンに遷都すると、このアンコール遺跡群の地は長くに渡り人々から忘れ去れてしまいました。

今から150年位前にフランス人の博物学者アンリ・ムオに発見されてからは、再び人々に知られるようになり、1992年にはユネスコにより世界遺産に登録されました。そして、その後は世界各地の援助で修復作業が行なわれています。




アンコール遺跡群の彫刻
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アンコール遺跡の中で一番大きいのは、城郭都市の遺跡であるアンコールトムで、この内部にはバイヨン寺院や王宮など、様々な遺跡が存在しています。そして、その周辺には一番有名なアンコールワットなどのいろいろな寺院があります。

アンコール遺跡群はあまりにも広大な敷地のために、全てを見て回るには1週間はなければいけませんが、行く前に主要なみどころを絞って行くのがアンコール遺跡群を有効に見て回るコツだと思います。



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