長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 | |||||||||||||
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大浦天主堂 (長崎市) 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は約250年続いたキリスト教 禁制と、独自の信仰の歴史を示す12の構成資産すべてに「顕著な普遍的価値 がある」として世界文化遺産に登録されました。日本国内の世界遺産は22件 目で内訳は文化遺産18件、自然遺産4件となります。きききききききききき 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として登録されるのは、江戸 幕府がキリスト教を禁じた17〜19世紀に、伝統的な宗教や社会と共生しなが らひそかに信仰を守り続けた「潜伏キリシタン」が育んだ独特の文化的伝統 を示す遺産群で、禁教が本格化するきっかけとなった島原・天草一揆の舞台 だった原城跡や禁教期に形成された集落や集落跡、現存する国内最古のキリ スト教会の国宝「大浦天主堂」など、長崎・熊本両県に広がる12の資産で構 成されます。きききききききききききききききききききききききききききき 「潜伏キリシタン」とは、禁教期にも16世紀半ばに伝わったキリスト教の信 仰を続けていた人々のこと指し、禁教令が解禁となった明治時代初期以降も、 引き続き潜伏キリシタン以来の信仰を続けた人々のことを「かくれキリシタ ン」と呼ぶ。きききききききききききききききききききききききききききき
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 原城跡 (南島原市) 1637-1638年の天草一揆(島原の乱)でキリシタン農民が立てこもった。国内に宣教 師が不在となってキリシタンが「潜伏」するきっかけとなる出来事が起こった場所 原城跡の天草四郎像 江戸時代初期のキリシタン。島原の乱における一揆軍の最高指導者とされている。 天草のア津集落 (熊本県天草市) 中心のア津教会はかつて「絵踏み」が行われた庄屋宅跡に立つ 頭ヶ島天主堂 (新上五島町) 2001年に国の重要文化財に指定。「頭ヶ島の集落」に包括される教会 平戸-春日集落の棚田 (平戸市) 春日集落では特に潜伏キリシタンが多く存在し、表向きは神仏信仰を掲げながらも 秘密組織を作って密かに守りぬいていったと言われている。村民はキリスト教解禁 後もカトリックに復帰しなかったため、地域に教会堂は無い。 |
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