姫路城


姫路城

姫路城は、現在の姫路市街の北側にある姫山および鷺山に築かれた平山城で、日本における近世城郭の代表的な遺構です。姫路城は法隆寺とともに1993年12月、日本で初めてユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録され、日本に現存する城の中でも世界的に高い評価を受けています。空に向かって建ち並ぶ天守群と白く美しい白壁の広がり、天を舞う白鷺のように見える姫路城は別名白鷺城(はくろじょう)ともいわれます。



姫路城

はは


姫路城の歴史は中世に赤松氏が姫山に城を築いたことから始まります。戦国時代後期には羽柴秀吉が居城し、江戸時代には姫路藩の藩庁として最初は池田氏、のち本多氏や酒井氏などの譜代大名が入城しました。明治時代には陸軍の兵営地となり、歩兵第十連隊が駐屯していました。 この際には多くの建物が取り壊されましたが、大小天守群、櫓群が当時の陸軍省の働きかけによって名古屋城とともに国費によって保存される処置がとられました。太平洋戦争においては空襲に見舞われたものの焼失を免れる事が出来ました。



姫路城と桜

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現在では天守を始め多くの建造物が現存し、うち大天守、小天守、渡櫓等8棟が国宝、74棟の各種建造物(櫓・渡櫓27棟、門15棟、塀32棟)が重要文化財に指定されています。また現存天守は、江戸時代以前に建造された天守が現存する日本国内12箇所の城の一つであり、いわゆる「国宝四城」(通例として、国宝指定の天守を持つ城のことを指し、姫路城・松本城・彦根城・犬山城をいう)の一つでもあります。


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