古都奈良の文化財 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東大寺
「古都奈良の文化財」は1998年12月に世界文化遺産に登録されました。その昔奈良時代に首都平城京が作られ、都は碁盤目状に整然と区画され、宮殿(平城宮)・寺院・市場・貴族や庶民の住宅などが次々に建設されました。人口10万人の大都市だったと推定されています。
登録された世界遺産は、次のような8つの資産で構成されています。 ●国宝建造物があり、敷地が史跡に指定されている資産 東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺 ●特別史跡・特別天然記念物に指定されている資産 平城宮跡・春日山原始林
世界遺産リストへの登録にあたっては、各資産が個別に評価されたのではなく、8資産全体で物語っている奈良の歴史や文化の特質が評価されました。「古都奈良の文化財」という名称で、全体がひとつの文化遺産として登録されていることが、それをよく表しています。
また奈良県には、「古都奈良の文化財」をはじめとして、「法隆寺地域の仏教建造物」、「紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)」といった世界遺産があり、 県内に3つもの世界遺産が存在する唯一の県です。
|
|||||||||